kintone活用を次のステージへ!
~最新トレンドとLINE WORKS連携が拓く現場DX~
みなさん、こんにちは!
今回は、2026年3月10日に行われた弊社主催イベント「ウィルビジョンZOO」の模様を一部お届けします。
今回は、弊社のお客様がご参加いただけるイベントとして、現地会場(サイボウズ名古屋オフィス)とオンラインで開催しました。沢山のお客様にお越しいただき、現地会場は満席となりました!!
ウィルビジョンZOOとは?
ウィルビジョンには「動物園」のように個性豊かな専門知識を持つメンバーが在籍しています。
本イベントは、そんなウィルビジョンメンバーと一緒に、さまざまな角度からkintone活用のヒントを見つけていくイベントです。

第3弾となる今回は、「kintone活用を次のステージへ!」をテーマに、3つのセッションをお届けしました。
- セッション①:kintoneアップデート & 厳選プラグイン活用術
- セッション②:建設業成功事例:管理会計の実現
- セッション③:外出先からサクサク入力!LINE WORKS連携による現場入力改善
現場目線と経営目線、両方の視点から「kintone活用のヒント」を凝縮してお届けしました。
それでは、当日の様子を順番にご紹介していきます!
イベント内容
当日は下記のような流れで進んでいきました。
- オープニング
- セッション①
- セッション②
- セッション③
- 質疑応答・アンケート
- クロージング
- 交流会 ※現地会場限定
オープニング
まず最初に、代表の内川より本イベントの趣旨やウィルビジョンの紹介を行いました 。
続いて、本編のセッションへと繋がるテーマとして、「kintoneは導入がゴールではなく、どう使い倒すかが重要である」といった、kintone活用のポイントについてもお話ししました。
セッション①:kintoneアップデート & 厳選プラグイン活用術
kintoneは直近3年間で221個ものアップデートを行っています!
セッション①では、現在取得可能なkintone認定資格を全て取得しているコンサルタントの長屋が登壇。特に注目のアップデート情報と、現場で役立つ厳選プラグイン活用法をデモを交えながら解説しました。
kintoneアップデート
「入力が楽にならないと活用は広がらない」ということで、まずは【入力系】のアップデートからご紹介しました。
- 数値フィールドの入力改善
カンマ区切りや全角数字の入力に対応。入力中も桁区切りが表示され、Excelからのコピペもスムーズになりました。
2023年10月アップデート - プロセス管理の代理承認
係長が不在でも部長が代理承認可能に。ステータスの停滞を防ぎます。
2025年6月アップデート



続いてご紹介したのは【管理系】のアップデートです。管理する立場の人ほど便利になる機能ですね!ちなみに、2026年3月のアップデートで、通知や自分が作業者のレコードを表示することもできるようになったので、さらに便利になっています!
- 複数ポータルの作成
営業部・総務部など、部署ごとに最適化されたポータルを切り替え表示が可能になりました。
2025年7月アップデート

続いてご紹介したのは【設定系】のアップデートです。アプリを作る担当者にとって、非常にありがたい機能追加です!
- 選択系フィールドの項目設定改善
都道府県などの項目をドロップダウンで作成する際、Excelなどからのコピー&ペーストで一括追加が可能になりました。
2023年11月アップデート - メンテナンスモード
アプリの改修中、一般ユーザーのアクセスを一時的に制限し、データの不整合を防止できます。
2024年11月アップデート


最後にご紹介したのは【通知系】のアップデートです。通知は多くなると見落としがちですが、そこもしっかり改善されています!
- デスクトップ通知
PCの右下にポップアップを表示。他の作業をしていても緊急の通知をリアルタイムに把握できます。
2024年3月アップデート - 通知画面の刷新 ※リリース前の検討中新機能
タイムライン形式の通知画面になり、「あとで読む」フラグで管理することで見落としを防止します。
2026年2月アップデート


イベントでは一部をピックアップしてご紹介しましたが、kintoneには便利な機能が毎月追加されています。今後のアップデート情報にも期待大ですね!ウィルビジョンからも定期的にご紹介していく予定ですので、気になる情報がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください♪
厳選プラグイン情報
アップデート情報の後は、実際にウィルビジョンが案件で使用し、効果を実感しているプラグインをご紹介しました。セミナーでご紹介した課題・解決策・活用ポイントを簡単にご紹介します!
1. レポトン(経営層との情報共有)
- 課題
現場はkintoneを使っているが、経営層が画面を見てくれない。複雑な指標を見るために、結局CSVを出力して手作業でExcel加工している。 - 解決策
見慣れたExcelやPDF形式での帳票・レポート出力で結果を確認してもらう。 - 活用ポイント
kintoneを「データ蓄積の箱」Excelを「集計・分析の道具」と定義し、役割分担をします。関数やグラフを組んだExcelテンプレートを用意しておけば、ボタン一つで高度なグラフを作成・出力できます。
2. FormBridge&kViewer(社外ポータル構築)
- 課題
協力会社や社外の人とのやり取りがメールベースに戻ってしまう。お知らせや申請フォームのURLが増えすぎて相手が混乱し、問い合わせ対応が増加している。 - 解決策
外部公開用の「マイページ(社外ポータル)」を構築し、入り口を一つにする。 - 活用ポイント
kViewerの「ダッシュボードビュー」を活用し、ログインユーザーごとに必要なFAQや申請フォーム、お知らせを出し分け、迷わず目的の場所にアクセスできるようにします。
3. krewSheet(Excelライクな一括入力)
- 課題
レコードを1件ずつ開いて入力するのに時間がかかる。通常の一覧画面では、優先度や対応状況をパッと見て判断しづらい。 - 解決策
一覧画面をExcelのような操作感に変更し、まとめて入力・更新できるようにする。 - 活用ポイント
条件付き書式を利用して、期限超過などを色分け(赤字など)することで視認性を向上させます。
自社のkintoneでもほとんどのアプリで使っている大活躍のプラグインです!ただ、色々やりすぎて他の人がメンテナンスできない状況になってしまったアプリも……。krewSheetに限らずですが、「作った本人しかメンテナンスできない」という罠に陥らないよう、「他の人でもメンテナンス可能な設定」を心がけるのが長く運用するコツとのことです!
セッション②:建設業成功事例:管理会計の実現
セッション②では、代表の内川が登壇し、経営目線から「管理会計」の実現についてお話ししました。
「管理会計」とは単なる後追いの集計ではなく、「工事が終わる前に、いくら儲かるか(未来の利益)を把握し、手を打つプロセス」です。これをkintoneで実現し、定着させるための「3つのポイント」をご紹介しました。
管理会計を実現する3つのポイント
- 当たり前を見直す
・同じ内容であることを理由に、前回と同じ価格で見積りしていることが、インフレ下では赤字の原因になっていないか
・追加作業を口頭で受注し請求漏れが発生していないか、また、社内承認なしで業者発注をしていないか
など、 これまで慣習や常識として行ってきた「当たり前」を一度見直します。 - 新しい業務のやり方を習慣化する
案件に売上や原価を紐づけるシステムを構築し、
・毎日日報を入力して、工数を原価として登録する
・案件発生時・実行予算承認時・完工時などの各フェーズで数字をチェックする
など、 業務のやり方そのものを変え、システムと連動させて習慣化します。 - 改善点を見える化し、成長につなげる
単なる集計として見るのではなく、自社のサービス特性や利益構造、経営者の想いを踏まえたうえでシステムの数値を確認し、勘と実績のギャップを埋め、改善案を考え、実践し、それを会社の新たな「当たり前」にしていきます。

また、セッション後半ではデモを行いました。
見積作成から実行予算、追加工事、完工までの画面遷移を確認しながら、契約金額と原価の推移、最終実績を参照する内容です。
「契約時」と「完工時」それぞれの利益額や粗利率を横並びで確認できることで、施工管理が適切だったのか、改善すべき点はなかったのか、という視点で数字を見ることができるようになります。
こうした見方ができることで、PLやキャッシュフローの予測精度が高まり、経営の安定化につながります。また、こういった分析はデータが蓄積されていることが前提となるため、 kintoneに正しくデータを入力していくことが第一歩となります。
セッション③:外出先からサクサク入力!LINE WORKS連携による現場入力改善
セッション③では再び長屋が登壇し、現場入力改善についてご紹介しました。
建設現場などでは「PCを開く場所がない」「手が汚れていて入力しにくい」「移動中しか時間がない」といった物理的な壁が、システム活用の最大の障害となります。
そこで、使い慣れた「LINE」の操作感でkintoneへデータを登録できる連携ツール「LITONEウェブアプリ for LINE WORKS」を活用したモバイル戦略を、デモを交えてご紹介しました。
LITONEで実現するLINEWORKS・kintone連携
- 工事日報(写真・経費・工数入力)
LINE WORKSのトーク内メニューから日報画面を起動し、
現場で写真を撮影してアップロードしたり、交通費などの経費や工数をスマホからスムーズに入力できます。
入力内容は、そのままkintoneに保存されます。 - 作業完了報告(手書きサイン)
LINE WORKSのトーク内メニューから作業完了報告画面を起動し、
お客様にスマホ上で直接「手書きサイン」をしてもらうことができます。
受領したサインはそのままkintoneに保存可能です。



現場に選ばれる3つのメリット
- 教育コストが少ない
LINEと見た目が近いインターフェースなので、操作を覚える負担が少なく、スムーズに使い始められます。 - リアルタイムな情報共有
kintoneへの送信と同時に管理者へチャット通知。現場の「今」が即座に事務所に届き、管理者の把握も楽になります。 - 安全な権限分離
kintoneのアカウントを持たない外部のスタッフも入力が可能。見せる必要のない経営数字などは隠し、現場が必要な入力項目だけをシンプルに提示できます。

まとめ:現場に寄り添う仕組み作りが、会社を成長させる
セッションの最後に長屋がポイントについてまとめてくれました。kintone活用において、一番の壁となるのは「入力」です。どんなに優れたアプリを作っても、現場からデータが入力されなければ何も始まりません。
入力を定着させる一番の近道は、「現場が慣れている操作にシステムを寄せる」ことです 。
- 入力の入り口を変える
kintoneの標準画面にこだわらず、LINE WORKSなど使い慣れたツールを活用する。 - 自社に最適な方法を選ぶ
大事なのは「どこから何を入力できたら現場が楽になるか」という視点を持つこと。
自社に一番合う仕組みづくりに迷われた際は、ぜひウィルビジョンまでお気軽にご相談ください!
クロージング
イベント最後のクロージングでは、代表の内川より「AIとkintoneの未来」についてお話しました。
kintoneは、ガバナンスの効いた「データの箱」であり、人が意思決定したプロセスやワークフローをきちんと記録として残せる基盤です。そうした特性があるからこそ、AIが進化していく中でも形を変えながら、引き続き価値を発揮し続けると考えています。
私たちは今後も、AI・デジタル・kintone(システム)を組み合わせたハイブリッドな構築・運用を通じて、皆さまの業務や意思決定に寄り添う伴走支援を行っていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします!
交流会
交流会では、オフレコトークということで、来場された方の具体的なお悩みやセッションを通しての疑問を沢山伺うことができました!
直接お会いしてお話を伺う機会は、やっぱり大事にしていきたいですね。
アンケートでは、企画してほしいイベント内容や今回のイベントに対するご感想を沢山いただいたので、次回イベントの参考にさせていただきます!
ご参加いただいた皆様、ご協力していただいた皆様、ありがとうございました!
【初めての方へ】
まずはお気軽に無料相談から始めませんか?
kintoneの導入やカスタマイズ、活用方法のお悩みなどについて、初回無料でご相談いただけます。
お客様それぞれの声をしっかり聞いて、その先にある課題や可能性を見つけ、ご提案します。
皆様の挑戦に、個性豊かなメンバー一同、全力で伴走させていただきます!










