kintoneアップデート情報(2025年7月)

みなさん、こんにちは!
2025年7月のkintoneアップデート情報について紹介していきたいと思います。今月はアップデート盛り沢山だったので気になった3つをPUしていきます。

ポータルに新しいページを追加できるように

kintoneシステム管理者が、2枚目以降のポータルを新たに作成できるようになりました。

https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/2025-07.html#point1

kintoneシステム管理者が、従来のポータルとは別に、2枚目、3枚目とポータルを作成できるようになりました。

新たに作成できるポータルの例①(kintoneアップデートより)
新たに作成できるポータルの例②(kintoneアップデートより)

2枚目以降のポータルでは、表示するコンテンツ(ウィジェット)の内容や配置をより自由に設定できるようになっているので、目的に応じたポータルを作成しやすくなっています。

新たなポータルの作成時に、複数種類のウィジェットから必要なものを選択して、ポータルの表示内容を設定することが可能です。ウィジェットはアプリのフォーム設定と同じように、ドラッグ&ドロップで配置することができ、同じ種類のウィジェットを複数表示させることも可能です。

2枚目以降のポータルの設定画面(kintoneアップデートより)

2枚目以降のポータルには指定したアプリのみを表示させることが可能で、表示方法は、ギャラリー形式とリスト形式の2種類から選択できます。ギャラリー形式の場合はアプリアイコンの表示サイズを、小・中・大の3種類から設定できます。

また、2枚目以降のポータルの中から、「営業部の人は営業のポータルを表示する」というように、ユーザーに最初に表示されるポータルを組織ごとに設定することが可能になります。

2枚目以降のポータル設定画面

2枚目以降のポータルは、全体検索の下にある三点リーダーから、ポータル管理 > ポータルを作成 で作成することができます。削除も同じ画面から可能です。

ポータルのデザイン変更は、カスタマイズやプラグインを入れないとできませんでしたが、今回のアップデートで、2枚目以降のポータルであれば、標準機能内で自由に設定ができるようになりましたね。

プロセス管理設定AI:AIと対話しながらプロセス管理の設定を進められる機能

kintone AIラボにて「プロセス管理設定AI」の提供が開始されました。
https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/2025-07.html#point4

kintone AIラボで「プロセス管理設定AI」の提供が開始されました。
「プロセス管理」の設定画面でAIに実現したい業務や要件を伝えると、フォームの設定情報を読み取って、業務フローやプロセス管理の設定を提案してくれます。提案内容はワンクリックで設定画面に反映できるので、プロセス管理の設定に慣れていない方でも、簡単に設定していくことが可能です。

プロセス管理の設定画面(kintoneアップデートより)

こちらの機能は、AI管理画面で「プロセス管理設定AI」を「利用する」に設定すると利用できるようになりますが、プロセス管理が既に有効化されているアプリでは利用できないとのことなので、kintoneで初めてアプリを作った方のサポートにおすすめですね。
また、現時点では「アクションを実行できる条件」など、一部の設定には対応していないとのことなので、今後のアップデートに期待が高まりますね!

アプリアクションのボタンが表示される条件を設定可能に

アプリアクションの設定で、アクションのボタンを表示する条件として、フィールドの値やステータスを指定することができるようになりました。
https://kintone.cybozu.co.jp/update/main/2025-07.html#point5

アクションの設定で、アクションボタンを表示する条件として、フィールドの値やステータスを指定できるようになりました。
これまでは、レコードの状態でアクションボタンを表示したり、非表示にしたりということはできませんでしたが、今回のアップデートでプラグインやカスタマイズなしでも設定が可能になりました。

ステータスの条件によるアクションボタン表示イメージ

例えばプロセス管理のステータスが「完了」となっているレコードのみ、アプリアクションを利用して、データを別アプリに転記するような設定が可能になります。

アクションのボタン表示条件設定画面

アクションボタンの設定は、アプリの設定 > アクション > アクションの作成 の一番下に条件の設定項目が表示されるようになっています。
完了していないレコードのデータを誤って転記してしまって、データの登録をし直す、などのミスも防ぐことができるようになりますね!

最後に

7月のアップデート情報について3つご紹介しました。今月は内容が盛り沢山でしたね!
ご紹介した内容の他にも「複数のキーワードでアプリを検索できるように」や「文字列複数行フィールドが空欄かどうかを絞り込み条件として設定できるように」のアップデートも行われました。

また、「JavaScript API のアップデート」も6つ行われていますので、合わせてご確認ください!

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